ISPがアクセスポイントを廃止する理由

http://www.hatena.ne.jp/1075367217

Q.大手ISPがアクセスポイントを廃止しています。ADSLに移行が進んでいるからという理由はわかりますが、アクセスポイントってどの位のコストがかかるのでしょうか、メンテナンスとか大変なんでしょうか?そもそもアクセスポイントってどんな機械なんでしょうか?(機械なんてない?)

A.
大手ISPがアクセスポイントを統合したい理由は、何と言ってもネットワークコストの削減でしょう。
ADSL/FTTHなどでは、それぞれの回線業者が準備している網終端装置とISPが通信できるように専用線の敷設などを行えば通信できてしまいますが、各地のアクセスポイントを使用する場合はそのアクセスポイントごとに通信手段を用意することになります。(NTT東西の例をあげてみました・・)
さらに、各回線事業者の網終端装置は物理的に近接した場所にあるので、ISPにとってはそこだけに専用線を敷設すればよいので一層のメリットがあるのです。
最近流行している、ナビダイヤルへの移行も同様の理由です。ナビダイヤルを使えば、実質管理の必要なアクセスポイントが大幅に削減できますので、ナビダイヤル利用にかかる(ISP側の)通話料負担を考慮しても、ネットワークコストの削減ができるのでしょう。