FTTH決戦前夜,ソフトバンクが繰り広げた苦闘
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20041105/152208/
5月にも光市場参入を発表するはずだったソフトバンク。
それが10月まで延びた理由は?という記事。
・USENが2980円のVDSLサービスを発表したこと
・NTT東西地域会社が「03」などの市外局番で始まる既存の電話番号(0AB〜J番号)が使える,マンション限定のIP電話サービスの認可申請をしたこと
・FNJを買収しそこね、FTTHをマンションに展開する上で,重要な基盤を取り込み損ねたこと
が理由ではないかと記者は推測しています。
価格,機能ともに競合他社に劣る状況でマンション向けFTTHに参入するなら,「世界初」をアピールできるGE-PONを使った戸建向けサービスを展開できるまで,マンション向けの提供も待とうと戦略を練り直したのではないだろうか。
実際にソフトバンクは,「世界初」というGE-PONを使った戸建向けFTTHサービスは積極的にアピールできるが,一方のマンション向けサービスでは,ウリ文句はほとんど付けられない状況だ。ADSLサービスの料金と整合性をとるため,マンション向けであってもUSENに対抗できる料金は打ち出せなかった。そこへきて,デベロッパーとの協業が進んでいない現実は厳しい。
なかなかソフトバンクも苦しいですね。