見事なV字回復,米Yahoo!はなぜ復活したのか

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検索マーケティング部門が8割。有料サービスの伸びは低い。

Yahoo!社のかつての主要な収入源は,手動によるディレクトリ・リスティングやバナー広告など。しかしバブル崩壊により,やがて広告主を失うことになる。同社はポータル・サイトを核とした有料サービスに注力したが,思うようにヒットせず,模索した。その一方でGoogle社が台頭,単なるWebのテキスト検索から進化し,次々に新サービスを投入,ポータル・サイトを脅かす存在になった。

 Yahoo!社がそんな状況を打破するきっかけとなったのが,Google化ともいうべき,テクノロジ路線への軌道修正だったと考えられる。検索技術の研究に資源を投入,開発強化を図ったことで,売上げ増につながるサービスが生まれた。その資金をもとにさらに開発を続け,次々と新たな製品/サービスを生み出した。折しもその時期がネット広告市場の回復と一致した。