FCC、高速インターネット・アクセスでのライバルへの設備開放義務を廃止

http://www.icr.co.jp/newsletter/topics/2005/t2005K009.html

これまで既存事業者に課されてきた、自前のインターネット・アクセス設備を持たないISP等の新規競争事業者にも設備を共用(share)させる義務を廃止

アメリカの話ですが、自前設備を持たない通信事業者に厳しい措置が下された様子。

Powell前委員長は、「こうした変則的な競争事業者優先には問題がある。既存事業者はせっかく多額の設備投資をしてもそれをライバル事業者に安い規制料金で利用させる義務がついていたのでは、設備投資意欲がそがれる」とし、舵を逆に既存地域事業者よりにきり始めた。

という大義名分はあるのだろうけど、

Consumer Union等の消費者団体は、「これでは既存事業者の立場が強くなりすぎ、自前設備のないISPは多数市場から退場を余儀なくされるか、電話会社からリース料金の値上げを強制されることとなる。ひいては消費者料金も値上げの圧力にさらされる」と懸念を表明している。

となることは必至か。